この度、弊社本社工場で製造した牛乳における品質異常の件に関しまして、
お客様、お取引先様、関係各所の皆様には多大なご迷惑をおかけましたこと、改めて深くお詫び申し上げます。
本件につきまして、原因究明と対応を実施いたしましたのでご報告申し上げます。
■原因と対応について
機械設備メーカーによる調査により、工場内の各設備を結ぶ配管の繋ぎ目に使用している
パッキンに劣化・潰れが発見されました。
これにより、牛乳が流れる配管内に外気を取り込んでしまっていた可能性が高い状態となっておりました。
外気中に存在する低温細菌が殺菌処理後の牛乳内に入り込んでしまった後に充填(パック詰め)され、
時間経過や保管温度などの諸条件が揃った場合に活性化して牛乳内のタンパク質を変性させ、
風味の変化や加熱時の凝固などを引き起こしたものと考えられます。
該当箇所のパッキンは状態に関わらず全て新品に交換した後、配管内の洗浄を実施しています。
このメンテナンス実施後の試験製造品を検査実施したところ、低温細菌の検出が無く、
品質異常(風味の変化、加熱時の凝固)も発生しないことが確認されましたので、
上述箇所が原因であったと判断しております。なお、試験製造品の品質検査につきましては、
自社検査の他、第三者機関による検査も実施し、問題無い旨報告を頂いております。
■生産再開について
品質の改善が認められた製造ラインを使用し、8月1日出荷分より製造を再開させて頂きます。